⼦ども⼀⼈ひとりを⼤切に育む意志を持った保育者をめざしてください。
昨今、コロナ流⾏やAI (⼈⼯知能)の活⽤などによって、社会⽣活や仕事のあり⽅が⼤きく変化しています。そのような状況の中でも、これまでと変わりなく、社会になくてはならない仕事の⼀つに挙げられるのが保育者という仕事です。働く⼈が安⼼して⼦どもを預けられる保育施設は社会に不可⽋であり、⼈間にしか務まらない仕事でもあるからです。⼦ども⼀⼈ひとりの発達をじっくり育みつつ、その場の状況に合った複雑で多様な対応は、⼈間にしかできない仕事といえるでしょう。⼦どもが好きで、⼈の役に⽴つことに価値を⾒出せる⼈に、ぜひ保育者をめざして本学科で学んでいただきたいと思っています。
本学科では、通信教育でリポートと試験をメインとして学び、スクーリングと呼ばれる対⾯授業で各分野の現場をよく知る専⾨家が丁寧に指導しています。学修中、⾏き詰まりを感じることがあるかもしれませんが、それは保育に関する学びが深まった証拠に他なりません。これほど多く学んでこそ、⼦どもと保護者を⽀援できるのかと⾃覚できた瞬間だからです。
そして、幼稚園教諭免許状・保育⼠資格を取得した際には、⾃分⾃⾝や⾝近な親しい⼈が⼦どもを預けても安⼼だと思えるような保育者をめざしてください。決して「完璧」を求めているのではありません。⼀⼈ひとりの⼦どもの未来を⾒据えながら⼤切に育むための学びと意思を持ち続ける保育者になることを期待しています。
古川 督 【保育学科長】修士(社会福祉学)/介護福祉士/社会福祉士